スリランカから帰国しました

 

昨日の夜、スリランカから帰国しました。

 

今回の旅行は、年末までの仕事の状況もあり下準備をあまりしませんでした。

テーマとしては、日程も短いので内陸中心に回るということと、アダムスピークという現地の人の聖地となっており、マルコポーロの「東方見聞録」にも記載があるという山の頂上で初日の出を見るということだけを決めて行きました。

 

さて、日程ですが

27日 深夜空港到着 ホテルまでタクシー

28日 コロンボからキャンディまでバスで移動 キャンディ観光

29日 キャンディからタンブッラまでバスで移動 タンブッラ観光

   タンブッラからシーギリアロックまでバスで移動 シーギリアロック観光

   シーギリアロックからタンブッラまでバスで移動

   タンブッラからポロンナルワまでバスで移動

30日 ポロンナルワからキャンディにバスで移動 ポロンナルワ観光

31日 キャンディからハットンまで電車で移動 

   ハットンからナラタニヤまでバスで移動

 1日 未明からアダムズピークへ上る

    ナラタニヤからハットンまでバスで移動

    ハットンからコロンボまでバスで移動

 2日 コロンボ観光

    夜空港までタクシー 

 

どうしてこうなったのか、移動ばかりの旅行になりました。

キャンディの観光案内所で相談したら、29日30日の上記スケジュールを提案してもらったのですが、移動はローカルバスだったので大変でした。

タクシーチャーターかツアーがあるのなら探せば良かったと思ってます。

しかし、2日間で移動費1,000円もかけないで世界遺産3か所を回れたのは我ながら良くやったと思ってますし、それぞれ良かったので後悔はしていません。

ただ、ローカルバスの多用は疲れました。

 

詳細は来週土日に書こうと思いますが、一番良かったのはアダムスピークですかね。

登り4時間の階段が整備された山(とは言ってもかなり疲れます。)を登るのですが、シーズン中は(ガイドブックによると12月の満月から3月の満月らしいです。)現地の人も聖地であるので人も多くて非常に賑わいがあり、日の出も見ることが出来たので大満足です。

 

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スリランカに来ています

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

去年に引き続き、今年も日並びが良く九連休なので、今スリランカに旅行中です。

wifiがロビーのみの宿が多かったので、最終日に書くことになりました。

インドおよびネパール発祥の仏教が、それ以外の国で早くに伝わったのがスリランカと言われており、東南アジアのタイやミャンマーへはスリランカから仏教が伝わったと言うことです。
その他は紅茶が有名ですね。

見処は、文化遺産が6ヶ所、自然遺産が2ヶ所と狭い島国なのに世界遺産が多いことです。
その内4ヶ所を見ましたが、ほとんどの移動がローカルバスであったので、移動には疲れましたね。
長距離に離れてポツンと見所が有るので、観光案内所で相談したら、その方法を勧められました。

バス停でたまたま一緒になったオランダ人は、4週間旅行していると言っていましたが、そのくらい余裕があれば、ローカルバスを使っても間隔が空くので大変ではないのかも知れません。

本当に、長期休みが取れない日本人って何のために経済発展したのと思ってしまいます。

では、詳報は後日。


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「おもてなし」という幻想

 

海外からの観光客が増加し続けて、日本の将来への数少ない明るい材料になっています。

そこでよく言われるのが、「おもてなし」「英語力」などのキーワードです。

海外に行くと、日本のサービス業の優秀さは誰もが感じると思いますが、それが必要かというと私は疑問を感じます。

 

理由① 一部の日本好きの外国人や海外を良く知る日本人は、日本のサービスは良い

    と感じるのでしょうが、おそらく海外の人はそこまで求めていません。

    自分自身も海外で嫌な思いをして、日本のサービスは良いと思いますが、

    海外の人は、その細かさが解らない人も多いですし、あくまでもプラスアル

    ファでしか無いでしょう。   

 

理由② 主に時間労働者が多いサービス産業は、若い人の減少や、やる気のある女性

    の正社員の増加等により、人手不足が予想され、安い賃金でこき使うという

    日本独特の働き手は維持できないでしょう。

    人手不足で売り手市場になれば、非正規は非正規にふさわしい働き方になり

    なって行き、現在のサービスは維持できないでしょう。

       

理由③ 先日、来日外国人の不満の英語が通じないの次の不満が「説明が書いてない

    ので何を見ているか解らない」だということが書いてあるのを見かけまし

    た。先日ベルリンに行った時に、博物館で皆揃って展示物の説明を熱心に読

    んでいるのを見て、日本人との違いを感じました。

    歴史的なものや違う文化の価値は、説明を読んでこそ価値がわかるというも

    のも多いのだと思います。

    まだまだ他に改善しなくてはいけないことも多いと思います。

 

観光地に住んいて、目に見えて外国人旅行者が増えているのを感じることが多いので、色々感じることはありますが、各国の旅行好きに人を無料で招待してモニターになってもらい、良い点悪い点を常に改善し続けることが必要だと思います。

価値観が全く違うのですから、本人たちに聞かなくては解らないと思います。

 

あとは、観光地の人々が海外から来ている旅行者をありがたいと思うことも必要だと思います。

屋久島に旅行に行った時、バス停で待っているとき等に通りかかる子供が皆挨拶をしてくれるので、宿の人に聞いてみたら、そのような教育をしっかりしていると言っていました。

 

日本の外国人観光客誘致はまだ始まったばかりです。

ほとんどのことが、日本人向けになっており、これから変えて行かなくてはいけないことも多いでしょう。

自分自身で言えば、今まで10か国以上を個人旅行してきて一定以上の能力は必要ないと思った英語の勉強を始めました。

今まで、英語圏以外の国の英語が話せる人に助けられたことが多いので、その恩返しをしないといけないと思ったからです。

 

人口減少で経済が縮小しつつあり資源と食料を輸入しないといけない日本が、これからの国の主要産業に育てるために、皆が当事者意識を持って外国の人を向かい入れる気持ちをつことが必要でしょう。

 

2012年の外国人訪問者数で、日本はまだ33位でアジアの中でも10位で、国土の狭い

シンガポールやお隣りの韓国より低い状況です。

これからが勝負ですね。

 

 

   

 

選挙ですが日本の財政はどうなのでしょう

 

日本の財政が厳しく、今後更に厳しさが加速してゆくことはに皆知っている話であると思いますが、最近財務省のWEBサイトのTOPページに「日本の財政を考える」というタブや「財務省NOW」という動画や資料があるページがあるのに気付きました。

 

非常に解りやすく説明してあります。

ある時期から、素人ながら日本の財政に興味というか不安を持ち調べ始めると非常に厳しい状況であるのが解り、一時期は国からの発信が弱いのではないかと思いましたが、十分努力はしているのが見受けられます。

例えば、 

「国の財政を家計に例えたら」

  

1世帯月収  30万円(年収360万円) 

必要経費総額 53万円 

       (内訳)家計費    40万円

            仕送り     9万円(地方交付税等)

            ローン支払い 13万円

 不足分    23万円(借金)

 ローン残高 5,143万円 

 

さて、それではこの国内の緊張感の無さはどこから出てくるのでしょうか?

表面的に考えれば、政治家は国の悪い状況を過剰に発信したくないですし、消費者の

マインドが冷えすぎると景気が悪くなるので、良くないことは強調し過ぎたく無いということなのでしょう。

それに対して財務省は実際に厳しい本来の状況を国民に理解して欲しいことと、予算確保のため(自らの権力や天下り先確保のため)税金を増やしたいので厳しい状況を発信したいということが考えられます。

そして、大手マスコミは政治寄りになることが多いので、国民に過剰に厳しいことは発信しないのでしょう。

 

現在厳しい状況で答えが解らない中、選挙戦が始まっています。

専門家の中には、現在の状況とアベノミクスについて楽観論と悲観論が両方あり、個人的にはアベノミクス反対の方が説得力があると感じていました。

しかし、最近考え方が変わりました。

現在の政治の状況からすると安倍首相以外の政権が政治的に安定を保って思い切った政策を進めることが出来るのだろうか、どうせ財政再建に答えは無いので、思い切ったトライ&エラーを繰り返し行くところまで行くには、このまま進むしか無いのではないか、と考えるようになりました。

 

白黒が容易につくことでしたら、誰がやっても進む方向は決まっています。

正しいか間違っているか解らない状況で判断をしなくてはいけない時に、一番良くないのは思い切った舵取りが出来ないで無難なことしか出来ずに、結局いろいろな可能性も試すことが出来ないことでしょう。

 

おそらく、団塊の世代が70才代後半になる10年後くらいから、生産年齢人口

(特に若い人)の減少と、社会保障費の増大、地方の崩壊で厳しい状況になり、

財政だけでなく、放置される要介護者なども大幅に増えて、社会的なモラルも崩壊してゆくでしょう。

 

アベノミクス自体は賛成とは言い難いですが、財政問題は答えが出ないことだと思うのでそれを評価するのではなく、おそらく自民党が圧勝した方が「時計の針は早く進む」と思うので、今回久しぶりに自民党に投票しようと思っています。

 

 

 

混とんとする社会

 

さて、解散総選挙ということですが、野党はバラバラで、世界は全く変わってしまったのに、昔の高度成長時の元気の良い日本を取り戻そうという「懐古趣味」な政治に期待をしている人たちに投票される自民党が勝つのでしょう。

 

実際、これだけ利害関係が二極化というか多極化しているのに、小選挙区制であると人口バランス的に若い人には勝ち目はありません。

年代別選挙にでもしないと当分国の恩恵は受けれません。

さらに、今まで税金のバラマキで調整していた様々な利害についても、これだけ税収が落ちてしまえば無い袖は振れない状況です。

 

一定以上の年齢の人にとって、人口ボーナスで若い労働力と消費者がいたから成り立ったとか、冷戦時代に勝ったアメリカの恩恵を受けたとか、福祉を受ける側の年代が少なかったとか、そんなことは知ったこと無いでしょう。

「誰かが悪くて日本はこんなになったんだ」とか「昔と同じに戻せばいいんだ」ということなのでしょう。

 

国内問題だけでなく、今まで日本はアメリカに必要な経済大国であると共にその意向に従うことで存在感を示していましたが、経済力が落ちてきた時に国際政治でどのような存在感を出すのでしょうか。

1990年の湾岸戦争の時に、多国籍軍に参加せず1兆2,000億円を出しても当事者のクエートに感謝もされなかったことを思い出します。

経済力も落ちてきた時、軍事力も行使できない日本は国際社会で存在感を出すことは難しいでしょう。

さらにアメリカも高齢化して衰えつつある日本より、人口10倍の成長国家である中国を重視しなくてはいけないのは誰が考えても明白でしょう。

未だにアメリカがどんな状況になっても守ってくれるなどと、おめでたいことを考える人も少ないと思いますが、当然アメリカは国益になることを選ぶだけです。

その他の国もモラルではなく国益で動くのは当然です。

 

残念なことに、未だに紛争が止まない世界に軍事力は必要な力で、中国の軍事費は表向きだけで日本の3倍で実際はそれ以上と言われています。

陸続きで国境がある国と島国の日本の違いはありますが、それだけ投資をすればリターンがあるという判断をしているのです。

 

日本が、オーナー企業の社長のように能力のある独裁権限をもった人が運営したら、

最低限のセーフティネットの確保をしつつ、成長産業と有望な新事業に資源を集中し、選挙制度上重視せざるを得ない既得権者への保全には見向きもしないでしょう。

明らかに、変化しなくてはいけない社会に現在の選挙制度は向かないと言えます。

 

現在の日本の一番の問題は、国民が現在の日本のおかれた環境でどのような未来にするかということを考える人が少なく、惰性で投票や投票をしないでいる人が多いからにほかなりません。

そして、それは生産性が悪いのに長時間拘束する日本企業と、長いものに巻かれたがる国民性の問題なのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若者の支持政党

 

どうやら衆議院解散で選挙になりそうだということですが、いつも不思議に思うことがあります。

支持政党と年齢についてです。

国民は、自分の利害や信頼できるかによって選挙で投票をしますが、報道などによると、若者はどの政党に投票しても変わらないと思っているので投票率が悪いと言われています。

現在、日本は二極化が進んでおり、高齢者と若年者、高所得者と低所得者、東京都と地方で利害関係が対立しています。

 

その中で、高所得者と低所得者では支持政党で何となく投票出来ますし、東京都地方という対立軸では地元選出の議員が利害を調整してくれます。

しかし、今一番の日本の対立軸である高齢者と若年者の利害調整は選挙で行えないということが、皆気付いていてもあまり大きな声で言われることは無いような気がします。

  

例えば、公明党の支持者の方の中には、若い人も高齢の人もいると思います。

支持者の方は、支持団体に対する信頼から投票をされるのかと思いますが、公明党とその他の野党の差より、高齢者向けの政策を推進するのか、将来を見据えた政策にするのか、という差の方が利害関係が対立するのではないでしょうか?

当然、公明党自身も、支持団体も年齢が高い方々が権力を握っていると思います。

そうしたら、若い人たちはその中で権力を持つくらいになるまで我慢し続けるのでしょうか。

 

公明党は支持団体が明確なので、たまたま例に出しましたが、既存の組織に依存すると、若者の利害は守れないので、本来は「アンダー40」などという政党が出来るのが自然なのではないでしょうか?

若者は会社など様々なところで、年長者に妥協することに慣れ過ぎていて反発しようともしないのでしょう。

 

これから、10年後に2024年に65才以上の割合は30%を超えて「344万人増えて」、

生産年齢人口は「643万人減り」割合は59%になります。

働く人が減れば税収は減るでしょうし、支える人が増えれば、使うお金は増えます。

 

個人で言えば、年収は減り続けるけど支出は増え続ける、借金は15年分の年収くらいあるのに、未だに増やそうとしている。と言う状況です。

 

既存の政党に属して、上がって行く形を選択すると若い人が当選しても結局大したことは出来ないので、若い人だけの党を作らなくてはいけません。

しかし、政党を作って若者向けの政策を掲げれば、既存の政党よりは投票する動機は大きくなると思います。

 

せっかく、スマートフォンSNSがこれだけ発達してきているのですから、組織的に活動をしようとする人はいないのでしょうか。

そのような動きが出てないこと自体に、40代の自分は日本の将来に危機感を持ってしまいます。

規制や法律など、国会でしか変えられないことも多いのですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現実逃避さえ出来ない世の中へ

 

最近、国内志向・安定志向で保守的な若者が増えているということが言われます。

そのような中で、一部にはフリーランス、起業、海外移住やグローバル人材化を目指すことを崇拝する流れも見られます。

 

実際に、IT系を中心に能力のある人は、起業や海外で活躍出来ている人もいますが、当然かなり能力のある一握りの人に過ぎません。

 

本日の日本経済新聞を見ると、大学卒新卒の32%、高卒で40%が3年以内で会社を辞めるそうです。

日本の場合、一定規模以上の会社は新卒以外で入社するのは困難で、新卒時に入った企業より良い待遇の会社に転職で行くのは至難の業ですので、多くの人が低収入の職に流れることになります。

 

今までの日本人は、年功序列&終身雇用や日本経済の好調で、今自分が置かれる状況に何らかの自尊心を持って安定した精神状況を保っていましたが、現在の日本は将来に希望を持つことが出来ずに精神的逃げ道が無くなって来ています。

 

そこで、その精神的な逃避先として精神衛生上の薬として登場しているのが起業や海外志向であると思われます。

実際問題、日本は極端にしても海外の国もお金か能力がある人しか来て欲しく無いでしょうし、起業も成功する人は当然のように一握りですし、それを長年継続させることはさらに難しいでしょう。

 

でも、実際に足を踏み出さずに現実逃避するだけでも、そのような現実逃避先の存在価値は十分あるような気が最近してきました。

就職して3年程度ではまだ25才くらい、その年齢でもう何も将来に明るい展望が見られなくなるとしたら、非常に暗い世の中になってしまうでしょう。

 

しかし、現実逃避さえ出来ない時代がもうすぐ来るのでしょう。

 現在急激な金融緩和やGPIF資金の活用により、株価を上げていますが、正直これだけやってもこの程度、と思ってしまいます。

不動産などは、バブルを膨らまそうにも一部の都心以外はまったく膨らみません。

 

人手不足も進行しており、特に介護の現場では団塊の世代がこれから介護が必要になってきたら、国もこれ以上社会保障費は増やせない、人はいないとなれば、一定以上の資産を持っていない高齢者は身内に頼らざるを得ません。

そして、介護退職で労働力もさらに減り、外部に対しての価値を創造していない家族介護は、日本の国力の低下につながります。

 

悲観的と言われるかも知れませんが、最近介護をしている人を目にするようになり、

お金をそこそこ持っている人ですら、家族は非常に大変な思いをしているのを目にすると、税収と若年人口が間違えなく減ると予想できる中で、経済成長を目指すのではなくて、困難が間違えなく来るので、一から社会構造を見直して乗り切ろうというという方向に舵を切らないと大変なことになると思えてなりません。