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「おもてなし」という幻想

 

海外からの観光客が増加し続けて、日本の将来への数少ない明るい材料になっています。

そこでよく言われるのが、「おもてなし」「英語力」などのキーワードです。

海外に行くと、日本のサービス業の優秀さは誰もが感じると思いますが、それが必要かというと私は疑問を感じます。

 

理由① 一部の日本好きの外国人や海外を良く知る日本人は、日本のサービスは良い

    と感じるのでしょうが、おそらく海外の人はそこまで求めていません。

    自分自身も海外で嫌な思いをして、日本のサービスは良いと思いますが、

    海外の人は、その細かさが解らない人も多いですし、あくまでもプラスアル

    ファでしか無いでしょう。   

 

理由② 主に時間労働者が多いサービス産業は、若い人の減少や、やる気のある女性

    の正社員の増加等により、人手不足が予想され、安い賃金でこき使うという

    日本独特の働き手は維持できないでしょう。

    人手不足で売り手市場になれば、非正規は非正規にふさわしい働き方になり

    なって行き、現在のサービスは維持できないでしょう。

       

理由③ 先日、来日外国人の不満の英語が通じないの次の不満が「説明が書いてない

    ので何を見ているか解らない」だということが書いてあるのを見かけまし

    た。先日ベルリンに行った時に、博物館で皆揃って展示物の説明を熱心に読

    んでいるのを見て、日本人との違いを感じました。

    歴史的なものや違う文化の価値は、説明を読んでこそ価値がわかるというも

    のも多いのだと思います。

    まだまだ他に改善しなくてはいけないことも多いと思います。

 

観光地に住んいて、目に見えて外国人旅行者が増えているのを感じることが多いので、色々感じることはありますが、各国の旅行好きに人を無料で招待してモニターになってもらい、良い点悪い点を常に改善し続けることが必要だと思います。

価値観が全く違うのですから、本人たちに聞かなくては解らないと思います。

 

あとは、観光地の人々が海外から来ている旅行者をありがたいと思うことも必要だと思います。

屋久島に旅行に行った時、バス停で待っているとき等に通りかかる子供が皆挨拶をしてくれるので、宿の人に聞いてみたら、そのような教育をしっかりしていると言っていました。

 

日本の外国人観光客誘致はまだ始まったばかりです。

ほとんどのことが、日本人向けになっており、これから変えて行かなくてはいけないことも多いでしょう。

自分自身で言えば、今まで10か国以上を個人旅行してきて一定以上の能力は必要ないと思った英語の勉強を始めました。

今まで、英語圏以外の国の英語が話せる人に助けられたことが多いので、その恩返しをしないといけないと思ったからです。

 

人口減少で経済が縮小しつつあり資源と食料を輸入しないといけない日本が、これからの国の主要産業に育てるために、皆が当事者意識を持って外国の人を向かい入れる気持ちをつことが必要でしょう。

 

2012年の外国人訪問者数で、日本はまだ33位でアジアの中でも10位で、国土の狭い

シンガポールやお隣りの韓国より低い状況です。

これからが勝負ですね。