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「よく晴れた日にイランへ」を読みました

 

蔵前仁一さんの「よく晴れた日にイランで」を読みました。

蔵前さんと言えば「ゴーゴー・インド」という本で有名で、昔この本を読んでインドに行ってみたいとあこがれていたのを思い出します。

 

今回久しぶりに蔵前さんの本を読んだのは、観光用のヨーロッパからの直通列車が通るようになったと聞き、そろそろイランに行きたいと思っていたところ、ツイッターでたまたまフォローをしていた方が、この本に書いてある旅行中の蔵前さんのツイートをリツイートしていたのを見てフォローし始めたことがきっかけです。

 

2007年にイスタンブールを旅行してモスクが好きになり、色々なモスクを見てみたいと、インターネット上を探していたところ、イランのモスクの綺麗な画像を見つけ、

次はイランに行こうと思っていたところ、日本の大学生の誘拐事件があり、パキスタン側の現在も退避勧告が出ている危ないエリアに行かなければ大丈夫だと解っていても、少し時間を置いてみようと行かないでいました。

(あと、会社勤めであると、暑い夏か寒い冬にしか行きにくいので、躊躇していたと

 いうこともあります。)

 

去年の秋くらいから、核協議への後押しと思われるイランも良くなっている的なニュースが流れ、今回の核協議の話し合いも、具体策を詰める段階まで進んでおり、来年にも行ってみようという丁度良いタイミングでこの本が出版されました。

 

本はテヘランの状況と、イランのネット情報から始まりますが、何とフェイスブックツイッター、ユーチューブ等は接続できないらしいです(公式には)、しかし、ハメネイ師やロウハニ大統領などはツイッターをやっており、情報収集のためロウハニ大統領は自分も1年前くらいからフォローしています。

蔵前さんが知り合いになったイラン人によると、側近がやっていることになっていて、多くのイラン人がやっているように見逃されているのだそうです。

西洋化に反対する勢力に配慮して禁止はするけど、一般的な人に配慮して見逃すということみたいです。

 

さて、そして旅は始まるのですが、その旅を面白くするのが方々で現れる「親切なイラン人」です。

最初に登場するのは、ITの勉強をしている大学生で、バスのチケットを買おうとしていたら、旅行代理店で聞いてくれて、バスターミナルでしか買えないということが解ったら、バスターミナルまでタクシーで連れて行ってくれて料金まで払ってくれたということです。(帰りは素早く自分で払ったそうですが。)

そして、授業をさぼってまでも、観光のガイドをしてくれるというのです。

蔵前さんが、以前来た時にもバスのチケットを買うために一時間も二時間も奔走してくれる人、タクシーやバスに無料で乗せてくれた人もいたそうです。

 

そして旅は、パランガンという山の斜面に階段状にできたイラク国境に近い町、泥作りで円錐形をした奇妙な建物や伝統的な建築物のあるカーシャーン、泥でできた数百件の家が固まって奇妙な風景を形成しているザグロス山脈の村、遊牧民の村など日本のガイドブックには当然書いてないようなところを訪問します。

綺麗な写真も多く掲載されており、非常に旅行に行きたい気持ちを盛り上げてくれる本でした。

 

今年は無理ですが、来年はぜひイランへ行きたいと思っています。

これから旅行者が増えてきたら(もう増えているみたいですが)、「親切なイラン人」も減ってしまいそうなので、早く行きたいですね。