ベルリンで考えたこと
さて、先週のベルリンとプラハ旅行から帰って1週間、忘れないうちにベルリンで考えたことを書いてみようと思います。
ます、一番最初ドイツという国に興味を持ったのが、卒業旅行で南米を1か月回っていた時に、ペルー側のアマゾンの玄関口のイキトスのツアー会社で「とにかく奥地に行きたい」と言ったら、そんなところに行きたがるのは、日本人とドイツ人だけだと言われ、「ドイツ人は日本人と近い部分があるのだろうか?」と思ったことがドイツに興味を持った一番の原因かと思います。
また、旅費が高いこともあり、今までヨーロッパには行ったことは無かったのですが、昨年インドに2回行って、その反動か今回はヨーロッパにどうしても行きたくなりました。(インド以上に刺激があるアジアの国が思いつかなかった。)
さて、短い滞在期間でベルリンで思ったことは、「ドイツ人は真面目と言われるけど、日本人と比べると大分アバウトである」と言うことです。
道路工事では道路を歩道ごと止めてあり、どうまわって先に行ったら良いか解らない、線路工事も日本では深夜や休日の1日くらい止めますが、ドイツは何日も平気で止める(夏休み期間だからか?)、電車類は改札は無く出入り自由で近距離でしたらタダで大分乗れるし距離での料金の違いが無い、など案外いい加減です。
一方、ペルガモン博物館の入館待ちや、テレビ塔のエレベーターの順番待ちの時間は
しっかり管理していました。
自分には、当然日本式の方がなじみがありますが、そこで感じたのが「日本人は全てのことを完璧にやろうとし過ぎているのかも」と言うことです。
日本人は、労働時間当たりの生産性が低い、夏季休暇が圧倒的に短い、などと言われていますが、「やった方が良いことは良いけど、効果としてはかけた時間と見合う効果は上がらないでしょ」ということが多いと思います。
おそらく、観光業などの業種については、特にこれから力を入れて行こうとする産業で、評判も大事ですから、しっかり「おもてなし」した方が良いのでしょうが、もう少し手抜きしても良い業種も多いのかも知れません。
あと博物館等を回って思ったのが、おそらく国内やヨーロッパ各国の人が多いのだと思いますが、「説明文を非常に良く読んでいる」と言うことです。
これは、よく観察して思ったという訳では無く、違和感として感じたので日本との差が大きいように思います。
これは良い悪いでは無くて、文化の差なのだと思います。
だからどうしたの、と言われると困るのですが「元々難しいことを読ん考えることを訓練されており、それを楽しんでいる」ということなのではないでしょうか。
あとは、中心街のビルの上からのバンジージャンプがあったり、公園や街路樹が多かったり、住宅や建物が密集しすぎていなかったり、街中で面白いオブジェを多く見かけたりして、「遊び」「ゆとり」「やすらぎ」「皆が集まる場所」ということを
感じました。
東京とベルリンは同じ首都でも役割的にも大きく違うので、単純に比較してもしょうがないですが、忘れないうちに感じたことを書いておきます。