国の求心力

 

若者の政治への無関心が言われて久しいですが、現在の社会保障費の額を考えると納得がいきます。

若者も意識している訳ではないでしょうが、現在の状況が放置されていることは、無関心でいる理由としては十分です。

 

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 http://www.zaisei.mof.go.jp/theme/theme6/

 

 収入 → 減少

 支出 → 増加(今後さらに増加することが確定的)

→ 差額を返す当てのない借金で埋める

→ 見込みも無いのにいつか収入が上がったら返すと言い訳

 

個人の人であったら、こんな人は誰にも信用されませんよね。

 

既に社会保障に頼って生きて行かなくてはいけない人にとっては切実な問題なので、投票には必ず行きますし、自分達に有利な政策を行っている政党に投票します。

そして、人数が多いのでその人たちの意見が国の方向性を決めて行きます。

 

人数が少ない若い人にとっては、国という枠組みはどんどん実感が薄れてきているのではないでしょうか。

 

世界は今までは、物理的にも、情報的にもある程度分断されていましたが、インターネットや格安航空会社により、ますます繋がってきています。

そして、力がある日本の会社はどんどん世界に出て行き、逆にアマゾンやグーグルなどの影響力が日本でも増してきています。

企業にとっては、国境があまり意味が無くなりつつあります。

 

「高齢者による高齢者のための社会」がこれ以上進行すれば、日本に住み税金を納めるのが馬鹿らしくなって来て、一気に能力のある若い人が海外に出て行くでしょう。

 

税収に余裕があるときは、それを利用して国をまとめることが出来ましたが、このような状況になったら、余計なお金は使わずに、最低限の「法整備、治安維持、インフラ維持、社会保障」だけを行う「事務屋に徹して」税金をなるべく使わないようにして欲しいものです。

 

国が補助をしたり、便宜を図っても経済成長はしません。

成長する企業は国境を越えて成長し、内需産業はこれから更に利幅が少なく、給与が安いか、非正規雇用、または下請け中心になって行くでしょう。

 

若い人にとっては、見返りも余り無いのに税金や社会保障費をたっぷりとる「国」は、イメージとしては、場所代をとる悪い人と変わりなくなって行くのかも知れません。

 

GWに行った八丈島の写真を追加で載せておきます。

 

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この写真は、シンジュアナゴというアナゴの一種だそうです。