インドのコルカタ

明けまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

昨日、インドのコルカタから日本に帰って来ました。
最近は、概ね海外のホテルでもWi-Fiが使えるので、インドからでも新年のご挨拶は出来たのですが、中々ホテルに帰ると疲れて文章を書く気になれませんでした。

コルカタは、イギリスの植民地時代はカルカッタという名前であったインド第7位の人口約450万人の都市です。(周辺圏全体であるとインド3位、世界13位、1400万人だそうです。)
第7位でこの人数と言うのが凄いですね。
ベンガル地方というバングラデシュと近い位置にあり、バングラデシュ分離独立の際にバングラディシュ側のヒンドゥー教徒が難民化して、流入が止まらずスラムや路上生活者の街になってしまったそうです。

街を歩くと、あちこちの路上に洗い場のような水道や井戸にコンクリートの囲いがある場所があり、体を洗ったり洗濯をしている人がいます。
真冬の現在で昼は半袖、朝夕は長袖一枚で少し肌寒い程度なので、水道が家にない人や路上の人もここで水を使えば充分なのでしょう。

路上生活者は、一時代前の旅行者が書いている程はおらず、物乞い等も余り多くはありませんでした。
ただし、街中から少し離れた線路沿いの所に、大規模な範囲が布の様なもので上部が覆われたスラムと思われる場所が広がってました。

また、コルカタはマザー・テレサが活動した街としても有名です、。
マザー・テレサが作った施設では、一人で生活できない子供、病人、老人、障害者等を面倒見ており、世界各国からマザー・ハウスを見に来る人や短期長期のボランティアをする人が訪れています。
日本人旅行者も短期の人を中心に10人くらいの人がボランティアをしていました。

また、街中に行くと夜中までインド人の買い物客で賑わうニューマーケットやオフィス街もあり、非常に混沌とした活気のある街です。

ヒンドゥー教のカースト制度については、目立った形では見えませんでしたが、明らかに生まれた時から食べ物を得るのに四苦八苦している人も多く見受けられ、良い家庭に生まれ良い教育を受けて世界に飛び立ってゆく人の差はすぐには埋められないでしょう。

GDPが世界3位の日本と10位のインドの違いは大きくは見えませんが、人口は日本1億2千人とインド12億人と10倍の違いがあります。
これは決定的な違いで、現在教育がインターネットで一部無料化されていることと、クラウドソーシング先進国のアメリカの言語が英語であることを考えると、スラムで頭が良さそうな子供を集めて英語を教えて、まとめてどこかで寝食を保障してクラウドソーシングでお金を稼がせて巻き上げる、なんていうことをやっている人がいるかも知れません。
この人口と、言語という直接教わった方が早く上達する分野の先生がいくらでもいるので、ネット上で出来る仕事はものすごく安く出来るようになるでしょう。
場所を選ばない知的労働についても、日本の10倍の中から選ばれたら負けるかも知れません。

自分が考え付く位なので、もう始めている人がいるか、近く初める人が出てくるでしょう。(良識のあるNPOとかの人が初めて欲しいですが。)
コワい話ですね。(フィリピンも英語ができる人が多く、人口は間もなく日本を追い抜きますし、労働人口だと今後大分差をつけるでしょう。)
こうなってくると、観光客の増加、最低限の移民も含め、安い労働力をクラウドソーシングで使うために、日本国内にいても英語が必要になる時代が来ると思います。

今年の目標は英話の上達です。

インドでお会いして英語が下手(片言)でイライラさせた、中国人、韓国人、イタリア人、ノルウェー人、インド人の皆様、次来るときはもっと上達します。(笑)

余談ですが、韓国人の19才と20才の男性二人組(細くて頼りなく見える)と20代の女性(かわいい)の三輪タクシーを値切る執念と、降りた後にも少ない額しか払わずに平気で降りて歩いてゆくそのパワーには負けました。
日本人はうかうか出来ないですね、韓国の若者はハングリーです。

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