解雇規制の緩和は日本を救う?

解雇規制の緩和は今の日本に一番必要なものです。 その効果は広範囲にわたり、国もおそらく十分認識しています。 ①雇用リスクの軽減による雇用増加 ②介護問題への好影響 ③少子化問題への好影響 ④コーポレートガバナンスの向上 ⑤企業の生産性の向上 ⑥女性や新…

ドイツ④ ドイツと移民とイラン

ドイツの移民問題への対応は非常に模範とすべきことだと思いますが、国家と言うのは国に利益をもたらす装置でもあります。 一般的に言われているように、少子高齢化と経済好調を理由にドイツまで自力で来るある程度の質を伴う労働力が欲しいと言うことももち…

ドイツ③ 移民急増で思ったこと

前回ドイツの移民について書きましたが、その後の展開は驚くほど速く進んでいます。 1、8月8日~15日 ミュンヘン周辺滞在中→ この時点でもかなりの移民 2、8月19日 ドイツ政府が1~6月で21万人だった移民が、年間80万人に なりそうだと発表 3、9月3日頃 …

ドイツ② ドイツの移民について

先日、ドイツ政府は今年流入する難民の数が昨年の4倍の80万人に達するとの見通しを出しました。 EU域内に入る難民のうちおよそ四割がドイツを目指す状況で、1月~6月の半年で昨年の約20万人を超える約21万人が入国し今後は更に増えそうだとのことです。 1週…

ドイツ① 日本とドイツ ふたつの「戦後」  を読みました

NHK出身で、ドイツ ミュンヘン在住25年の熊谷徹さん著の 『日本とドイツ ふたつの「戦後」』を読みました。 熊谷さんの本は、ドイツ社会やドイツ人の考え方を知りたい自分には最良の書で、5冊くらいは読んでいます。 最初に気になったところは、以下の部分で…

大阪都構想についての私見

さて、大阪都構想については多くの人が議論をしており、当事者でもない自分がブログに書くまでも無いと思いますが、そもそも自分の考えをまとめるためにこのブログは書いているので、あえて書いてみようと思います。 今回の一番の焦点は、既得権者と変化させ…

「よく晴れた日にイランへ」を読みました

蔵前仁一さんの「よく晴れた日にイランで」を読みました。 蔵前さんと言えば「ゴーゴー・インド」という本で有名で、昔この本を読んでインドに行ってみたいとあこがれていたのを思い出します。 今回久しぶりに蔵前さんの本を読んだのは、観光用のヨーロッパ…

生産年齢人口の減少

総務省が4月17日に発表した2014年10月1日時点の人口推計によると、外国人を含む日本の総人口は、2013年に比べて21万5千人少ない1億2708万3千人となった。 生産年齢人口と65才以上を見てゆくと以下の通りである。 <15才~64才の生産年齢人口> 7,785万人 マ…

解雇規制緩和について

自分自身、正社員で守られている側のごく一般的な会社員ですが、解雇規制緩和については、日本の社会問題の多くに関連してくる問題だと思い賛成します。 <プラスポイント> ①人材の流動化 ー モチベーションを持てる仕事に転職しやすくなる ②生産性の向上 …

移民と日本人の多文化との交流能力

最近、曽野綾子さんが産経新聞のコラムに、移民を受け入れることは必要だが、「居住地域は別々にしたほうが良い」と言って一部の人たちの間で批判され、話題になっています。 移民は必要だが多くの人に受け入れられないだろうから、住む所が別なら受け居られ…

五輪と介護問題

2020年の東京オリンピックまであと5年となりました。 招致合戦中は、反対派がその費用を介護へ、震災復興に使えるのではないか、等の意見がありましたが、実際お金を主に使うのは税収がたっぷりある東京都ですから、決まった後はさすがに声も小さくなりまし…

日本とイスラム国

イスラム国による人質事件は最悪の結果となりました。 インターネット上で色々な意見が飛び交っていますが、これからの日本がどのような道に進めば良いのかは誰も納得のゆく答えは無く、今後の困難が予想されます。 <日本の一番のネックであるのは軍事力で…

ポーランドが目立ってきた

年末年始にスリランカ旅行に行ってきたわけですが、行った国の旅行者がどの国から来ている人が多いかがいつも気になるのですが、今回は観光案内所の利用者ノートや宿の宿泊者ノートを見てみましたが、数は少数ですが今まであまり見かけなかったポーランド人…

スリランカ旅行記

さて、スリランカ旅行がどんな感じであったか書いておこうと思います。 ホテルは、深夜到着と言うことで1泊目のみ予約をしていたので、空港タクシーでホテルに向かい順調にチェックイン。 翌日は、コロンボからキャンディに鉄道で移動しようとしたところ、…

スリランカから帰国しました

昨日の夜、スリランカから帰国しました。 今回の旅行は、年末までの仕事の状況もあり下準備をあまりしませんでした。 テーマとしては、日程も短いので内陸中心に回るということと、アダムスピークという現地の人の聖地となっており、マルコポーロの「東方見…

スリランカに来ています

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願い致します。去年に引き続き、今年も日並びが良く九連休なので、今スリランカに旅行中です。wifiがロビーのみの宿が多かったので、最終日に書くことになりました。インドおよびネパール発祥の仏教が、そ…

「おもてなし」という幻想

海外からの観光客が増加し続けて、日本の将来への数少ない明るい材料になっています。 そこでよく言われるのが、「おもてなし」「英語力」などのキーワードです。 海外に行くと、日本のサービス業の優秀さは誰もが感じると思いますが、それが必要かというと…

選挙ですが日本の財政はどうなのでしょう

日本の財政が厳しく、今後更に厳しさが加速してゆくことはに皆知っている話であると思いますが、最近財務省のWEBサイトのTOPページに「日本の財政を考える」というタブや「財務省NOW」という動画や資料があるページがあるのに気付きました。 非常に解りやす…

混とんとする社会

さて、解散総選挙ということですが、野党はバラバラで、世界は全く変わってしまったのに、昔の高度成長時の元気の良い日本を取り戻そうという「懐古趣味」な政治に期待をしている人たちに投票される自民党が勝つのでしょう。 実際、これだけ利害関係が二極化…

若者の支持政党

どうやら衆議院解散で選挙になりそうだということですが、いつも不思議に思うことがあります。 支持政党と年齢についてです。 国民は、自分の利害や信頼できるかによって選挙で投票をしますが、報道などによると、若者はどの政党に投票しても変わらないと思…

現実逃避さえ出来ない世の中へ

最近、国内志向・安定志向で保守的な若者が増えているということが言われます。 そのような中で、一部にはフリーランス、起業、海外移住やグローバル人材化を目指すことを崇拝する流れも見られます。 実際に、IT系を中心に能力のある人は、起業や海外で活躍…

労働力というか人の手が足りなくなる

多くの人が指摘している、日本の将来の労働力的、金銭的リソース不足について解りやすい解説を書きたいと思ってましたが、なかなか手を付けられないので、思っていることを忘備録的に書かせていただきます。 <労働力的リソース不足> ◆生産年齢人口と老年従…

年功序列について

本日の日経新聞社説に「グローバル化が崩す年功序列制」という記事が書かれました。 日立製作所が先日、国内の管理職約1万1千人について年功要素を無くす決定をしたことを受けての内容です。 さて、この年功序列の改革は良質な人材をグローバル化の中で確保…

スコットランド独立の住民投票で思う

スコットランド独立の住民投票は反対派の勝利に終わり、現在は約束した自治権拡大の議論に入ろうとしています。 日本人の感覚からいうと、現在のヨーロッパの他の地域でも今後起こると言われている独立運動というのは理解しにくいですが、歴史的な経緯などの…

「データの見えざる手」を読みました

日立製作所 中央研究所の矢野和夫さん著の「データの見えざる手」を読みました。 全体的に非常に興味深い本ですが、第2章の「ハピネスを測る」の部分について 触れてみようと思います。 まずは、興味深い引用から始まります。 この10年間で、人間のハピネス…

プラハで考えたこと

ドイツのベルリン、チェコのプラハを先週3日づつ観光したのですが、ベルリンで色々考えるところがありまして記載が多くなっていますが、純粋な観光地としてはプラハの方が上です。 私は、何があるか解らない海外の街歩きが好きなので、今までアジアの大きな…

ベルリンで考えたこと

さて、先週のベルリンとプラハ旅行から帰って1週間、忘れないうちにベルリンで考えたことを書いてみようと思います。 ます、一番最初ドイツという国に興味を持ったのが、卒業旅行で南米を1か月回っていた時に、ペルー側のアマゾンの玄関口のイキトスのツア…

プラハ二日目

今日は定番観光地等をじっくり廻りました。ヨーロッパ中から観光客が来ていますが、非ヨーロッパで一番多いのは圧倒的に中国人です。日本人もまずまず見かけますが、お盆休みだと言うことを考えれば、中国人の存在感は圧倒的ですね。そして、中国人のおばさ…

ドイツという国について思ったこと

ベルリンは歴史の負の遺産の保存にも熱心でありながら、新しいものを生み出すエネルギーに満ちています。戦争中のユダヤ人に対しての行いを考えると当然という考え方も有りますが、日本では終戦や原爆について意識させられることは有りますが、日本が行った…

プラハに移動しました

電車でベルリンからチェコのプラハまで移動しました。 約四時間半なので、少し寝ていればあっという間です。 パスポートの手続きも必要ないみたいですね。何しろこちらに来ても日没が21:00なので、16:00頃の到着でしたが、少し観光もしてきました。 明日から…